【子育て】大切な子供の老後まで守りたい!脳の育て方

子育て
ホーム » 子育て » 育児本 » 【子育て】大切な子供の老後まで守りたい!脳の育て方

著者:脳医学者「賢い子」に育てる究極のコツをよみました

脳医学者 瀧靖之さんの『賢い子』に育てる究極のコツ をaudiobookで耳読させてもらいました。

とっても脳の仕組みが興味深く面白い一冊でした!

最後に書かれていた言葉に胸をズキュンとされました。

タイトルにも書きました、子供の老後も守る。という言葉。

そんなことが出来れば親として最高の勲章をいただけたようなものです。

自然の摂理として、親は先に旅たつもの。

子供の老後を見守ることは難しい。

そんな子供の老後をも守ることが出来るような子供時代を過ごさせてあげたい。

子供達はみんな 脳の仕組みを今、構築しているんだと。

私なりに感じたことを書きたいと思います。

伸びる子の特徴

まず最初に特徴を言ってしまうと好奇心を伸ばしてあげること。だそうです。

その好奇心が伸びる子供にお勧めなのが図鑑

図鑑が、知りたいという好奇心を大きく育てます。

図鑑が好きな子供の中でも、伸びる子伸び悩む子の差は親の関わり方が大切とのこと。

親は子供の興味のある図鑑のバーチャルな世界と本当のリアルな世界を結び付けてあげる。

バーチャルとリアルがつながった時の興奮と感動がさらに好奇心を伸ばす。

子供のなぜなぜを伸ばしてあげる。

伸びしろは5歳までに決まる。とよく聞きますが好奇心がこの伸びしろを決めます。

好奇心があると勉強が必要な時期に成績が伸びる。

脳のネットワークは好奇心によって強くつくられる。という事実です。

脳のターニングポイント

  • 0歳 語学(視覚聴覚)、音を聞き分けるのは半年頃から  
  • 3歳ー5歳  聴覚の発達に伴い、運動、楽器をはじめるのにぴったり。
  • 8歳ー10歳 語学 言語能力の発達のピーク。英語教育にピッタリの時期。
  • 10歳から思春期 コミニケーション能力を磨く。対人関係を築き上げることができる。

超早期教育英語をするなら、その時間と費用を音感を育てる楽器などに当てる方が脳の成長と合っていて効果的だそうです。

今 就職で求められる能力1位はコミニケーション能力。4位は協調性。と10歳ころからの環境の大切さは大きいと感じました。

生まれてから、脳は後ろから作られる。

  • まずは後頭葉 物を見る機能。 半年頃から親の顔を見分けれる。 
  • 次に側頭葉 音を聞く能力。 記憶もここ。
  • 次に頭頂葉 感覚屋。 手触りや運動神経が発達。
  • 最後に前頭葉 前頭前野は高次認知機能の役割。

高次認知機能は行動を判断したり、計画したり、禁止されたルールを守る判断をしたり、人とコミニケーションをとったりと 10代にかけてもまだ発達段階です。

思いやりや、気遣いができ人間関係を柔軟にし社会生活の中でも非常に大切な事を判断する前頭葉。

前頭葉は最後に発達する部分で、小学生までは高次認知機能はまだ十分に育ちきっていないことが分かります。

そんな大切な脳で最後に完成する前頭葉ですが萎縮が始まるのが1番早いのはこの部分。

これが認知症の症状です。そうです脳は前から壊れていく。

先に作られる脳は遺伝の影響をうけやすい。なので後頭葉は遺伝の要素が大きい。

最後に作られる前頭葉は主に環境によって出来上がる

思いやりや気遣いはきっと育った環境で作られていくのだなぁ。と感じました。

親や友達、先生からの優しい愛情を沢山貰った子はきっと優しい大人になってくれると信じています。

親の役割は好奇心の種を巻くことです。その好奇心はきっと一生物の財産です。

そして、子供の頭の良し悪しは遺伝しません

色々な経験が好奇心を伸ばし、それがゆくゆく勉強への好奇心をのばすことに繋がります。

もし、始めたけど習い事などやめたがった場合、やめたい理由を聞いてまずは励まし応援する!

少し背中を押してあげて、それでも辞めたがったら辞めてもOK

長い人生どこかで必ず繋がる時が来ます。

脳にとって無意味なことは何一つない。私もそう思います。

子供のキラキラする眼差しを良く観察する事!

好奇心の小さな芽を伸ばしてあげることが大切なんだなと感じました。

ちなみに脳の成長は女の子の方が一歳から一歳半ほど成長が早いそうです。

うんうん。と、このデータには納得です。

脳への悪いダメージ

タバコが及ぼす脳へ悪影響。

ニコチンは認知機能を行う『大脳皮質』を薄くさせる。

そして、タバコ以上に怖いなと感じたのがアルコールの影響

顔が赤くなる人はアルデヒドが分解できないから、アルコールは向かない体質ということが分かっています。

いわゆるお酒に弱い人は日本人の40%もいると言われています。

ほぼ遺伝のようで後天的に強くなることは難しいようです。

アルコールは前頭葉、海馬、小脳、に影響及ぼします。

飲んで理性がなくなるのは、前頭葉影響がでるから。

前頭葉の大部分をしめる前頭前野を萎縮させます。

アルコール依存症などはこの前頭葉の萎縮によって理性がきかずに、どんどん溺れていってしまうのだと思いました。

スーパーでもコンビニでも簡単に手に入るアルコールだからこそ、絶つことの難しさが怖いですね。

そして記憶の司令塔と言われている海馬

海馬を育てる生活習慣として大切なこととして 睡眠不足は脳の発達を妨げます。

そうです・・・

寝る子は育つ!

適正な睡眠時間

・新生児〜3ヶ月14 〜17時間

・乳児(1歳未満)12〜15時間 

・幼児(1歳~2歳)11 〜14時間

・未就学児(3歳〜5歳)10〜13時間

・6歳〜13 歳 9 〜11時間

・ティーンエイジャー(14歳〜17歳)8 〜10時間

・ヤングアダルト(18 〜25歳)7〜9時間

・成人 7〜9時間

・高齢者7〜8時間

子供は体力があるから夜遅くなっても元気なので、大人が上手に睡眠をコントロールしてあげましょう。

夜の眠りに影響しないように、昼寝は浅い眠りでちょっと寝てスッキリするくらいが良いです。

寝る前の本の読み聞かせは言葉や想像力の勉強だけではなくリラックスして良い睡眠になります。

親とのコミュニケーションは子供の心の安定剤になると思ってます。

脳に良いぐんぐん上がる勉強法 

大切なのはしっかりと睡眠をとる。

寝ないと脳に記憶は定着しません。

効率を上げる勉強法として、最初は数学などから始め 暗記ものは寝る前にする。

この流れは長時間勉強するよりも脳の仕組みとして効率が良い。

朝食抜きは絶対にダメ。

朝食はGI値の低いもの。

GI値とは血糖値の上がり方をしめす数値です。  

この血糖値の上昇を穏やかに上がるようにすることが大切です。

・低GI食品:55以下

・中GI食品:56~69

・高GI食品:70以上

値の低いほど血糖値の上昇はゆるやかになる。

簡単に見た目で判断するとすれば白いモノより茶色食べ物です。

これはダイエットと健康とも深い関係があるので家族で意識すると素晴らしいと思います。

分かりやすかったサイトを張っておきます⇒こちら

朝食をちゃんと食べる子供は学力や体力が高いというデータが文部科学省のほうにあります。

脳が活性化するために、よく噛んで壁ることも大切。

画像お借りしました。

運動と脳には深い関係があります。

運動すると脳が成長しやすくなる。

同じ勉強の量で伸びる子運動をよくした子

よくある傾向で受験のために運動をやめるのは...非常にもったいない。

その時は運動の時間を減らし、勉強との両立させるバランスを心かけることも一つの手かと^^

優秀な選手候補が受験のためにスポーツをやめてしまう事も日本の優秀な選手が育たない原因の一つになっているとも聞いたことがあります。

よく子育ての悩みとしてゲームばかりする・・・という場合。

やればやるほど次のゲームをしたくなる中毒性があるのがゲームの特徴。

しかし禁止することは逆効果

ゲームよりも面白いモノがあるという事を気づかせることがお勧めです。

外の世界につれだす!

忍耐力がいるけど急がば回れ!です。

早く着こうと思うなら、危険な近道より遠くても安全確実な方法をとったほうが早く目的を達することができるというたとえです。

認知症の現状

著者の瀧さんは認知症研究が本職です。

ここまでも書いてきたように

認知症にならないためには子供の頃の習慣が大切ということが脳の研究により分かってきています。

今の日本の認知症患者は600万人。

2025年には65歳以上で5人に1人になると言われています。

私のまわりにも父側のおばあちゃん、義母、友人のおばあちゃん、と わりと多いです。

データ的にも証明されてますが、実感としても女性が多いなと感じます。

その原因の一つとして女性ホルモンの減少が関係しているようです。

アラフォーの木蓮も認知症の実態を調べていて他人事じゃないな。と再認識しました。

閉経後にホルモン療養を行うことも予防効果があり、45歳からは保険適用でプラセンタ治療も受けれるようです。(2023年では500円)

更年期症状などに効果が高いそうです。

その時が来たら予防として出来ることは行動しておこうと思っています。

まとめ

大切な脳の働きに欠かせない事の一つは言葉がけ。 

褒めることは脳に良いし、自己肯定感を高めることにもとっても良いので沢山誉めてあげてくださいね♡

逆に怒られる事は脳にはストレスで海馬を萎縮させます。

心の傷になるような言葉は気をつける。

夫婦喧嘩なども、子供の心は傷ついてます。

色々あるのが夫婦ですが、子供の前では歯を食いしばり二人っきりの時に話し合いを心掛けてみるのが良いかと思ってます。

殴る蹴るなど、みてわかる虐待だけでなく心を傷つける言葉の暴力も立派な虐待です。こちらの記事が分かりやすかったです⇒こちら

脳のネットワークは好奇心によって強く作られてる

認知症にならない為には子供の頃の習慣が大切ということがわかってきています。

運動。30分程度の有酸素運動(子供のころは1日1時間程度公園で遊ぶ)

たくさんのコミニケーション

趣味や好奇心を伸ばしてあげる。

大切な子供の老後も守る!

そんなことを心かけをした貴重な子育て期間を過ごせたら最高ですね。

私もまだまだ子育て真っ只中!

子育てはしんどい事も有りますが、子供は宝です。

皆さんのたくさんの笑顔の時間が増えること心から祈っています。

なかなか読書の時間を作るのが難しい方にはaudiobookで耳で聴くながら読書がお勧めです!☝

audiobookの記事はこちら♡⇒こちら

コメント