【子育て】子供の窒息事故を考える。喉に詰めやすい食べ物と対処方法

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悲しい事故

先月、とても悲しい事故が起きてしまいましたね。

生後6カ月(報道によっては生後7か月や8か月?)の保育園児の赤ちゃんが保育中にリンゴを喉に詰まらせ重体・・・あまりにもショッキングで胸が締め付けられる思いで報道を聞いてました。

その後、意識不明だった赤ちゃんは残念ながら助からなかったようで・・・

防げる事故だっただけに悲しいです。

親御さん、保育園の先生の方々のお気持ちを考えると辛くて言葉がありません。

心よりご冥福をお祈りいたします。

この事故を聞いた時、私も同じ経験をしたことを思い出しました。

今でもあの時の怖かった感情を覚えています。

私の経験と、もし起こってしまったときの対処方法を書いていきたいと思います。

一度目の出来事。

実は息子が一歳前後の頃、同じくりんごを詰まらせてしまったことがあります。

しかも二度も・・・。

後にも先にも喉に詰まらせたのはりんごだけ。

一度目は薄く切ったりんごを握って美味しそうに舐めていたので、眺めていたら

パクっ、りんごパキッ、ゴックン。

あっ!!っと思ったときには一瞬でした。

息を大きく吸い込んでる姿を見て一瞬でやばい!!喉に詰めた!!とわかり、

頭を下にしてブンブンとふるとポロっと吐き出しました。

本当に本当に一瞬です。

もし席を外していて、判断が遅くなってしまいもっと奥に入ってしまってたらとか考えるとゾッとします。

あの一瞬でも怖くて怖くて手が震え、泣く我が子を泣きながら抱きしめました。

今でもあのときの恐怖は忘れられません。

二度目の出来事

一度目の誤飲が怖くて、すっかりトラウマに💦

それからはしばらくすりおろしりんごをあげるようにしていました🍎

自分で食べたがるようになってからのこと・・・。

また繰り返されてしまいました。

自分ですりおろしりんごを食べてるときに喉に詰めてしまいました。

口に入れるスピードが速くて飲み込むのが間に合わなかったんだと思います。(いわゆる早食い)

すりおろしてるし、まさか!!!でした。

育児は何が起こるのか一分先もわからない事だらけです。

すぐに吐き出させたけど・・ 機嫌悪いし不安だったのでタクシーで夜間の救急病院に行きました。

診察した先生曰く

『りんごは食物繊維が多いので、わりと喉に詰めやすいんですよね』

とおっしゃってました。

その時は大丈夫そうです。との診断で病院を出たのですが

帰り道、抱っこ紐のなかで大量のりんごを吐きました。(゚д゚)!

もどしてからはコロッと機嫌がよくなったので、

どこかでずっと引っかかってたんじゃないかと思います。

もし、そのまま寝かしてたりしてたら怖かったなと思ってます。

今回の事故で亡くなってしまった子は寝かしている時に

顔色が変わってしまったようなので、同じようなケースなんじゃないかと思います。

お医者さんもおっしゃるくらいに、りんごは小さなお子さんには喉に詰めやすい食材ということがわかりました。

気を付けなければならない喉に詰めやすい食べ物を調べてみました。

日本小児科学会の発表では乳幼児の、100人に1、2人が食べ物を詰めることを経験しているという珍しい事故ではないのです。

どこでも起こりえる事故なのです。

周りの大人の対応で防げ、大事に至らないですむようになります。

大切な子供達を危険な目に合わないように守れるように覚えておきましょう。

子供が喉に詰めやすい食材

報告の多い順にならべたランキングです。

1位 お菓子類/マシュマロ・ゼリー・白玉団子

2位 果物/りんご・ぶどう・梨

3位 パン/ホットドッグ・食パン

4位 豆、ナッツ類/ピーナツ・アーモンド・乾いた豆類

🥜気管に入りやすく、重症化しやすいナッツ類は奥歯が生えそろう4歳ごろまでは食べさせない。

🍎リンゴや梨は、0~1歳くらいまではすりおろして2・3・4歳の子どもに食べさせるときは薄く切り5歳くらいから普通にあげても大丈夫。

🍅丸いつるつるした、プチトマト ぶどう さくらんぼ2~4等分に切る。

🍡餅や白玉団子は4~5歳くらいまでは与えないのが良いかと個人的には思います。

アメリカ・カナダの小児病院がまとめたデータによると

死亡リスクの高い食材としてホットドッグ、キャンディー、ぶどう、肉、ピーナッツ、にんじん、りんご、ポップコーン、パンの10種類の食材のデータがあがってます。

とくに乳幼児は体のしくみとして未発達で噛む力が弱い、気道の直径が狭い、咳が弱いので注意が必要です。

もし、喉に詰まらせてしまったら!

誤飲は周りの人たちの素早い行動

周りの対応で最悪の事態は防げることができます。

まずは焦らず、冷静にどの対応が良いのか考えましょう。

一番最初は吐かせること!

窒息の恐れがある食べ物や、タバコ・医薬品、電池など素早く吐かせる。

画像お借りしました

子どもをうつぶせにしたり下向きに抱えて背中をたたいてください

それでも出てこない場合や、呼吸をしていないときは、救急車を呼び刻も早く病院へ運搬し、異物を取り出しましょう。

窒息が疑われる場合、最大で9分以内の対処を要します。

3~4分で顔が青紫色になり、5~6分で呼吸が止まり、意識を失います。

15分を過ぎると脳死状態。

時間が勝負となります、救急車が来るまで異物を取れるように繰り返してください。

喉につめる事故を防ぐために

食べ物を与える大人が必ず食材を選別しましょう。

そして、ちゃんと飲み込むまでは目を離さず最後まで確認する。

遊びながら食事をさせない。

食べ物だけではなく、何でも口に入れてしまう乳幼児期は4cm未満の小さなものは

手の届く場所に置かない。

とくに0歳児死亡の不慮の事故の第一位は窒息事故です。

パンをあげる時などは水分にも気を付けてくださいね。

海外では死亡事故が多いです。

日本でも数年前に10カ月の男の子、給食のパンを詰めて小6の男児が亡くなる事故がおきています。

乳幼児期の食事や日々の生活、どこでこのような事故がおこるかわかりません。

周りに居てる大人が防げるようにしましょう。

日ごろから工夫をするとともに、いざというときのために対処方法を知っていると安心ですね。

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